約80年に渡り食用油を作ってきた加藤製油が、おいしい揚げ物のコツを伝授。
ぜひご家庭でお試しください。
油は多めに、種類は少なめにし、ゆっくり揚げることです。一度に揚げる量は油の温度が下がりすぎないように、油の表面積の1/2~1/3までにします。揚げている途中で、軽く混ぜたり返したりして、均一に火を通します。 また、揚げかすはこまめにすくいます。そのままにしておくと焦げて油の状態に影響します。
油の温度は160~180℃が最適です。例えば、野菜の天ぷらなら160℃、通常のフライなら中温の170℃~180℃がおすすめです。しっかりと加熱が必要なカキフライの場合は、190℃~200℃などがよいでしょう。
揚げる順番は低温から高温のものにするとよいでしょう。さらに、臭いの少ないもの【野菜→肉→魚】の順に揚げるとよいでしょう。
揚げ物の種類としては、【天ぷら→フライ→唐揚げ】の順番に揚げるとよいです。材料に下味をつける竜田揚なども油が汚れやすいので後にします。また、おいしくいただくには熱いうちに油きりをすることが大切です。